ヒップターンなら大きなスイングアークで振れる
ヒップターンなら大きなスイングアークで振ることが出来ることをご存じですか?
そもそもスイングアークは、クラブやその人の身長、手の長さんどの体格によっても変わってきますが、大きいほど、インパクト時におけるクラブの速度であるヘッドスピードが上がりますよね。
これを物理的に考えた場合にヘッドスピードの要素となるのは、クラブヘッドの遠心力と物体に働く中心向きの力である向心力との引っ張り合い、更には慣性エネルギーになりますので、スイングの支点をどこにするかが重要になるのです。
つまり、スイングの支点によってスイングアークの大きさも変わり、クラブヘッドが描く円軌道も変わってくるということです。
そして手打ちで腕だけで振ろうとすれば、スイングの支点はグリップエンドになって、スイング半径がクラブだけの長さになってしまいます。
そうなると、慣性モーメントも小さくなるのはもちろん、インパクト時の力の伝わり具合やミート率も極端に悪くなってしまいます。
ですが、ヒップターンを意識して行うだけで、おのずと支点が首の付け根あたりになり、クラブと腕の長さをを足したものがスイングの半径になり、手打ちのスイングした時の倍近くにスイングアークが大きくなるのです。
更に、遠心力と向心力の引っ張り合いにあたる、インパクトからフォロースルーにかけてのクラブヘッドと体の引っ張り合いが生まれて、ある程度の位置まで来たら腰の切り返し、ヒップターンによってクラブヘッドの加速が更に増すのです。
したがって、自分ではそれほど力を入れないでゆっくり振っているつもりでも、おのずとヘッドスピードが上がり、ミート率も良くなり、女性や中高年など、どんなゴルファーの方でも方向性を失わないで飛距離アップをさせることが期待出来るでしょう。
体の使い方(動かし方)を少し変えるだけで、ヘッドスピードが10キロ近く速くなる方法
関連ページ
- ヒップターンスイングと手打ちとは正反対
- ボディターンはヒップターンを身につける出発点
- ヒップターンの基本とは?
- アドレスの前傾の作り方
- ヒップターンスイングの腕の使い方
- ゴルフスイングの腰の回転について
- グリップの強さは均等に保とう
- 手首固定すると最大のヘッドスピードが得られない
- フェースをスクエアに戻す意識は不要
- バックスイングは腰を回さない
- ヒップターンのインパクトとは?
- 右手のヒンジ角はほどかない
- グリップエンドの向きはインパクトゾーンでは真っ直ぐに
- スイング軸を維持した体の回転
- グリップの握りの強さは?
- ゴルフでの力の入れ方
- ゴルフのドリルについて
- アームローテーションについて
- ボールがつかまらない
- ヒップターンスイングなら腰痛の心配がない
- ギッタンバッコンスイングの原因とは?
- 骨盤の動きは?強いスイングを生み出す秘訣